こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
急に枯れ葉が多くなり、葛の花が地面に広がっている。
秋を感じる機会が増えてきましたなぁ。
甘い香りに誘われて、Mちゃんはものすごい集中力で花集めをしていた。
手いっぱいに集めた花は、枯葉のお皿にのせて「かき氷!」だそうな。
枯れ葉を重ねて、「ハンバーガー」も。
Mちゃんは、このように今そこにあるもので、工夫して遊ぶのがとっても上手だ。
おままごとセットがなくても、頭さえあればなんだって楽しめちゃうのだなぁ。
枝一本でこんなことだって♡
スタッフたちは、ポッキーゲームなんて教えてないですよ。笑
昨日は奇跡的に刺股のような用途で遊ばれていたこのY字の木の棒。
もう一本棒を足して、三角の水筒置き場ができた。
面白い!
お花に戻り、紫色の葛の花と青色のツユクサの花比べ。
Hくんは「◯と一緒だね!形が違う!」といった発言を最近よくするようになった。
今日はツユクサの花をTシャツに近づけて、「(服の)青と一緒!」と確認。
そこへYくんがやってきて葛の花を見せると、「おぉー形が違う!」とHくん。
「他に違うところはある?」と聞いてみると、
「色が違うー!」とHくん。
「こっちが紫でー、こっちが青!」とYくん。
理科で学ぶ比較の概念を、自然と身につけているのだ。
2つの物を比べることができるということは、客観視できるようになってきた証拠だ。
物でなくて人でもそう。相手の気持ちや考えにも目が向き始めた合図なのかもしれない。
Tくんは、大好きなツユクサの花を仲間に配っていた。
「転んだ人にあげるんだ。」とのこと。
(お花をもらうと)「元気になるから!」なのだそう。
朝は、拾い集めた小さな実を配っていた。
この時は、「泣いてる子にあげるんだ。」と言っていた。
自分の大事な物を握りしめて離さないこともあるTくんが、持ってきたものを誰かのために配ることをしている。
仲間の気持ちを大切に想うTくんの心があたたかい。
今日が3回目の参加のYくん、朝こそ元気な声で泣きに泣いていたものの、
先輩たちの助けを借りながら、、、、
しばらくしたら、涙も引っ込んですっきりした顔で遊んでいた。
先輩たちのやる遊びをじっと見て、自分でもやってみて。
私たちにも話しかけたりアクションを起こしたり。
それぞれに、必ず動き出すタイミングがあるんだよね。
強要されることもなく、自分のペースで感じ、考え、行動して、
心が育っていく子どもたち。
すっかり秋空。
1日1日を大事に行こう!
今日も素敵な時間をありがとう。
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