こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
天井まで、届けー!!なお返事。
何を隠そう、朝の会のお返事の時間。
朝からエネルギッシュな子どもたちは、今日も子どもたちだけで「まあるくなあれ」をしていた。
「子どもたちだけで!」と一番に言ったのは、AIちゃんだった。初めて聞いた。
毎回同じ子が言わないことに驚いてしまう。そして、嬉しい。
金曜日の「女子会の日」にやったことが自信に繋がったのかなあ、とずんずんと話をしていた。
AKちゃんは今日も焚き火の準備をせっせと始めた。
昨日の成長日記にもあるように、一人で全て行ったことが自信に繋がったのだろう。
「昨日一人でやったから、手伝わなくて大丈夫!」と言いながら、得意げになって重たい蓋を運んでいた。
たった1回の経験が、ここまでの自信に変わるんだなあ。
1日1日の活動の重みを再確認する。
ただ、AKちゃんはこれで満足してしまったのか、焚き火の準備はひと段落ついたようで、遊びに行ってしまった・・・。笑
と、思っていたけれど他の子たちが動いていた。
長い棒で枯葉を集めていたHくんから、「焚き火をするためだよ」という言葉が聞こえた。
こちらはお水の用意を始めていた。
YOくんは、蛇口から流れるお水に釘付け♡
だが、その後運んだバケツを、Zくんが自ら流してしまった。
この時は嫌なことがあってバケツに当たってしまったのだが、後から聞いてみたら消防ごっこのために運んでいたのだとか。
でも、今度はそのバケツが落ち葉バケツに変わっていた。
二人でせっせと集めていた枯葉は、こんなにも押し込まれていたのね笑
さあ、振り出しに戻ってまたお水汲み。
今度はHくんが準備をし始めた・・・のだが重い💦
「手伝って〜!」と仲間を呼びに行っていると、その間にYOくんがお水をバシャバシャ・・・
さすがにHくんも「もうやだ〜💦」と困っていると、
YOくんが洗面器にお水を溜め始めたではないか。
バケツを見つけると「あ!」と言って、顔が変わったのだそうだ。
YOくんはお水で遊びたかったのではなくて、お水を入れたかったのだ。
自分もやってみたい!手伝いたい!の一心で動くタイミングを見計らっていたのだなあ。
これもそうだった。
先輩が準備した枯葉を、丁寧にバケツに戻していたのだが笑、
彼なりに先輩たちと同じようにやってみたかったのだろう。
Hくんの枯葉集めだって、すぐにまねしてやっていた。
どの行動も、切り取ってしまえばただの「イタズラ」に見えてしまう行動だが、
その前後の行動と結びつけてみると、YOくんの行動の全てに意図が隠されていたことを知る。
子どもたちの行動は全部意味がある、と思って観察するとすごく面白いなあ。
この後、沢で全力で遊んで、振り返りの時間にはすやすやと眠りに落ちていきました。
自分の持っているものを全部使い果たした証拠だね。
ちなみに、今日は火をつけるまで至らず終わりましたとさ。
「やりたかったのにできなかった」と言っていた子がいたけれど、それも勉強。
やりたかったのに、途中でやめてしまった・・・
遊びに流されてしまった・・・
なぜ今日できなかったのかを考えて、次回以降にどうするのか。
本気でやりたければ、本気で動く時が来るはずだ。
火に当たれなくて寒いけれど、そこは待ってみよう。
今日も素敵な時間をありがとう。
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