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自覚

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。






朝、必死に涙を堪えながら母の姿を見送っていたHSくん。


自分で「バイバイ」をしたから、母の後を追いかけようとはしなかったのだ。



こまめデビューして、ひと月が経とうとしている頃。


この表情から、HSくんの意識の変化が感じられる。




頃合いを見て、「絵本タイムに行こうか」と声をかけると、


HSくんは自分から丸太イスの準備をしようと動き出したかと思えば、


仲間たちも迎え入れる準備をしてくれていた。

Aちゃんは、泣いているHSくんを見つけると「大丈夫だよ。一緒だよ。」と声をかけてくれた。

「この子かわいいの〜♡」なのだそう。


年下の子が入ると、自分が先輩と言う自覚が生まれる。


可愛がられて、可愛がって、双方にとっていい影響を与えているのだなあ。




みんなから愛されて育つこまめっ子たちだ。


最年長の2人も、HSくんが可愛くて仕方ない様子が表情から伝わってくる。



被せてあげた帽子を何度も外されても、怒ることはしない。


「仕方ないなあ。」といった具合に、何度も付き合って笑っている。


本物の兄弟のようだね。



そんなDくんは今日、「3月で卒こまめすることにした」と自分から報告することがあった。


幼稚園も大好きなDくんは、途中で卒こまめして幼稚園一本にするのか、今まで通りにこまめと幼稚園の両方に通うのか、最近考えることがあったのだ。






なぜそう決めたのかとずんずんが問うと、


「小さい子たちが、困っちゃうから。」「俺、お兄さんでしょ。」と。






私も後で聞いてみると、


「小さい子たちが困っちゃうでしょ?あと、みんな悲しいかなあと思って。」と。




「楽しいから」とか、「好きだから」を超えた、


残される仲間たちのことを気にかけてのDくんの言葉に、感動してしまったなあ。




避難訓練の時にも、「一番前と後ろははなちゃんとずんずんが守るからね」と伝えると、


Dくんは「俺が真ん中を守るよ」と言ってくれた。


最年長としての自覚、こまめでの自分の役割をよく理解しているんだなあ。




もうすっかり真のリーダーの顔。


これからも頼んだよ!






今日も素敵な時間をありがとう。


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