top of page

ほどく

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





黄色帽子!黄色カッパ!ずぼんにイン!


何よりの、笑顔!


最近、ずんずんにシャツをしまってもらった子はこのスタイル。笑


可愛いから、いいか。







今日はEちゃんが初めてお姉さんパンツ(本人曰くお兄さんパンツ♡)を履いて来た日。


朝から顔が違う。


とにかくやる気が全身から伝わってくるし、とにかく楽しそう。





仲間を気遣うその目線も、どこかいつもと違って真剣だ。そして優しさに溢れている。




お弁当もあっという間に完食して、片付けまでどんどん進めていたEちゃんに驚いた。


入隊して1年。お姉さんになったんだなあ。



パンツ1枚で、これだけの変化があるのだ。


意識は表情も行動も変えてしまうのだなあ。










みんなで走っていたかと思ったら、Aちゃんに石を投げるZくんがいた。


表情を見てみると明らかに曇っている。


聞いてみると「Aちゃんに、鬼で追いかけられるのが嫌だった」と、自分の気持ちを話してくれた。



ならばAちゃんに伝えてみる?と聞くと「うん」とZくんはAちゃんの方へ向かった。



私たちのやりとりを聞いていたのか、KくんがAちゃんに「ねえAちゃん、ZちゃんがAちゃんに言いたいことあるって!」と仲介してくれた。




「鬼になるのが嫌だった。」




Zくんは周りの助けも借りながら、真っ直ぐに伝えられた。


Aちゃんも立ち止まって真剣に聞いてくれた。



それを受けて、


「じゃあKが鬼でもいい?」とAちゃん。


相手の同意を得ずに追いかけていたことに気づいたのだろう。



やだ、と言われてしまったが


今度は


「それならAが鬼やるから、追いかけて!Zがこれを持って追いかけて。」とAちゃん自らが鬼になることを提案した。



ここで、Zくんの曇った表情が一気に晴れた。


よし、遊ぼう!と周りの空気も一気に変わった。


みんながモヤモヤをそのままにしてはいけない、と分かっていたから大事にできた話し合いの時間だった。





こまめで子どもたちと過ごしていると、


怒り、驚き、モヤモヤ、悲しみ、喜び、嬉しさ・・・


常に色々な感情と表情に触れる。




どんな表情にも行動にも、理由がある。


理由を知りたかったら、聞けばいい。


理由が分からなかったら、一つ一つ整理していけばいい。



そう思ってやっている。



今日視察に来たHさんが、私たちが子どもたちの話を聞く様子を見て


「子どもたちの絡まった糸を解くように」


という言葉で表現してくれた。



糸がほぐれた子どもたちの表情には迷いや曇りがない。


糸が絡まってもまたほぐせば大丈夫、という安心感が


子どもたちの生き生きとした表情を保証するのかも。






今日も素敵な時間をありがとう。


 
 

Comments


bottom of page