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任せる

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。




「よーい、どん!」の合図で一斉に走り出した9人の子どもたち。


なんと、今日のメンバー全員だ!


異年齢の子たちが全員で一つの遊びをするってすごいことだなあと写真を見ていたら改めて思ったなあ。



みんなでやろうと提案したのは、今日最年長のDくんだ。


走るのが得意なDくんは、自分が一番になりたいという気持ちもあっただろうが、全員でやることにこだわっていた。


だが、仲間たちは全員年下。みんな自由に走り出してしまうのを必死に止める。笑





そんなみんなの姿を近くで見ていてなかなか輪に入れなかったYくんがいたが、DくんとZくんがすぐに気づき、


「Yもきてー!」と声をかけた。



そんな仲間の一押しもあり、全員でスタートラインに並ぶ光景が出来上がったのだ。

かわいいい♡





雨予報ではあったけれど、この並木道で遊んでいた時間帯はちょうど雲の切れ間。


心ゆくまで遊び倒す。



連日の雨でカニたちも元気に活動中。


指を挟まれていることにも気づかないくらいに、カニの観察に夢中だ。



「雨が降ったからカタツムリ出てきたのかなあ〜」と言うEちゃんは、小さなカタツムリを発見。






ちょうど遊びも落ち着いてきた頃、雨が降り出した。


子どもたちもすぐに気がついたようだ。



みんなで集まって、「雨だねー!」と言っていると、


「そろそろ屋根に行こうか」「雨降ってきたから屋根に行こう」と自主的に雨宿りを提案する声があがった。



と同時に、ザックの置いてあるところまで進み出した子どもたち。笑


準備しよう!なんて誰も言っていない。それぞれが雨を感じて、どうしたらいいか考えた結果同時に動き出したのだ。


なんと自立した子たちなんだろう。スタッフ2人で驚き、笑った。





ゾロゾロと出発し始めた頃、


「ゆっくり歩いていこっか。」とDくん。


まだ準備をしていた後ろの仲間を見つめて「一人になっちゃうから」と言った。


Dくんが仲間のことを想う気持ちは、私が思っている以上に大きいのだろうなあ。




今日はとにかくまとまっていることが多かった9人。



「みんな、行こうか!」


「みんなでいれば大丈夫だよ」


そんな言葉もたくさん聞こえた。



Dくんという頼れる先輩がいたこともあったが、


他の子たちの意識も高かったはずだ。



これだけみんなの力でできることがたくさんあると再確認。




可能性を信じて、見守り、子どもたちに任せることが


私がスタッフとしてできること。


その繰り返しが、自立へとつながる。



もっともっと、子どもたちに任せていきたいと思ったなあ。









今日も素敵な時間をありがとう。


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