こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
4人並んで出発!
手を繋ぐということは、心を許しているという証拠なのだろう。
RくんはDくんを頼ってザックを背負うのを手伝ってもらい、頼られたDくんもとっても嬉しい。
そんなDくんの周りに段々と増えていく仲間の手。
朝からこんなに穏やかな表情なのがすごい。
朝の会で、「今日はこまめ畑の日。この後畑のお仕事をしにお父さんやお母さんがくるから、しっかり朝の会やってくれるかな?」と話をした。
すると、子どもたちは真剣な眼差しで聴いてくれた。
話を聴いただけではない、それを体現しようと空気が変わったのが分かった。
応えてくれていることが、この姿勢や目を見たら分かる。
誰かがやらずにいたり遊んでしまったりすることがあるお約束ごとの話の時も、この通り。
みんなが真剣に取り組んでいることが伝わってきた。
こちらが真剣に話をすると、伝わる。
何歳だろうと本気は伝わるんだ。
子どもたちの力を甘く見てはいけないなあとつくづく思う。
前回泣きに泣いて、地面に顔を突っ伏して「絶望のポーズ」をしていたYちゃんが、今日はケロッとした顔でザックを背負って歩いているだと?!?
朝から帰りまで、ずっとAちゃんが気にかけてくれていたのだ。
YちゃんからAちゃんを頼る場面もあった。
同じようなサポートを、前回はスタッフがしていたはず、、、。
このY Yちゃんの表情や行動の違いは何だろう。
Aちゃんを見ていると、
常に相手の気持ちを汲み取ろうとしていて、それがどんな気持ちだろうと、焦ることなく全部受け止めていることに気づく。
ザックを背負えずに泣いていたら、「重たくて嫌なのかもしれないね。」と、ただそれだけのこと。
一度受け止めた上で、「ほら、大丈夫?お腹に力入れて。1、2の3」などと声をかけながら、様子を伺ってその時に必要なサポートができるのだ。
Aちゃんは本当の意味での「共感」をしている。
心にも余裕を感じる。
そんな先輩に助けられた子たちは、こちらが驚くほどに行動が変わるし、
他の子たちへも伝わる。
集団から離れてしまったり、あまりにも自分で動こうとしないと、
私はつい「ほら、ザック背負うよ!」と、半ば強引に言ってしまうことがある。
背負ってもらうためにはどうしたらいいかを考えてしまい、必死なのだ。
「重たいよね」なんて言葉をかけても、子どもは「させられている」と感じる。
こちらの心の余裕のなさが全部バレているのだ。
あるがままを受け止めること
心に余裕をもつこと
まだまだできていないなあと、Aちゃんを見て気付かされた今日。
子どもたちの力に助けられる日々ですなあ。
今日も素敵な時間をありがとう。
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