こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
シトシト降り始めてしまった雨の朝。
出発したこまめつ子たちの顔もどんよりうつむき気味・・・。
思わず、笑ってしまった。・・・のだが、
私は笑ったことをすぐ後悔した。
みんなの足が止まって、体の向きを変えたからだ。
そして、こんな表情を向けていたから。
そして、足が反対方向に動き始める。戻った先にいたのは、今日初回(体験)のHくんだ。
「泣いてる・・・。」と一言だけ言って、じっと見つめるMちゃんの顔(ボケてしまった💦)
静かにじっと見つめるZくんの顔。
静かに涙を一粒流すIちゃんの顔。
みんな心配でたまらなかったんだ。
全員がHくんの気持ちに共感する時間。
誰一人として、先に歩みを進める子はいなかった。
大好きなママと離れることがどれだけ辛いことなのか。
突然ママに置いてかれて、知っている人もいない中、野に放たれて・・・。
それがどれだけ大変なことなのか、
みんなは私たちより分かっている。
みんな、通ってきた道だから。
「あの日」を乗り越えて、今があるから。
自分がデビューした日を思い返して、気持ちに共感するかのように、
Hくんの周りに集まっていたのだ。
こんな姿を見て、胸がジーンと熱くなってしまった。
道中も、みんなを元気付けようとしているかのように
ミミズが出てきて、
あちこちにカニが現れて。
きのこも顔出して、
地域の方や職員の方とも関わって。
最後には太陽も顔を出し始めた。
今日出会った人、物、事、全てが、
まるでみんなのことを励ましているかのようだった。
人に、物に、自然に、頼っていい。
みんながこまめの応援団。
そう思ったら、少しずつ前に進める気がするなあ。
今日も素敵な時間をありがとう。
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