こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
笑い合う2人。それを見ているこっちも同じ顔をしてしまう。
今日は、この2人が仲良くなった記念日。
「葉っぱのお掃除をしようよ!」「いいね〜」と2人の会話は穏やかに。
葉を集めるのに使っている木の枝は、Yくんが自分でぽっきん(折った)もの。
それだけで、大事な大事な遊び道具になるんだ。
集めた枯葉の山に向かってSIくんが突進してきても、笑い飛ばす2人。
SOくんが山を崩しても、「やったなあ〜!」と言って、枝を向けて威嚇。
それでも口調と顔は笑っている。
いたずらされたって動じずに、それを遊びに変えてしまうくらいに、2人は楽しくて仕方がないのだ。
それだけ、意気投合できる仲間ができたってことなのだなあ。
心がほぐれれば、行動が変わる。
年下が入れば、気持ちが変わる。
その手つきや顔つきは、一昔前の彼らの顔とは別人だね。
絶好調のFくんは、薪となる竹を運ぶのにもこの様子。
これまでにはなかなかなかった表情だ。
パパのお手伝いをしているのかな。
何かとドラマが多い朝の「まあるくなあれ」。
今朝はこんなことがあった。
やっとのことで集まり出した輪の中に、HKくんが入ろうとせずにいたところを
HEくんが中へと誘導してくれたとき。
HEくんも一生懸命に中に入れようとしたのだが、HKくんは引っ張られたと思って泣き出してしまった。
そんなHKくんの話を聞いていると、私たちの目の前に急にFくんが現れた。
Fくんは両手を広げておどけたように走って笑いかけてきたのだ。しかも少し照れながら。
これは前回や今朝、HKくんがやっていた走り方だ。それを見て私たちも笑っていたのだ。
思わずずんずんと目を合わせてしまった。
Fくんは、HKくんを笑かそうと、励まそうとしに来てくれたんだと確信した。
Fくんが今できることを考えて、HKくんのことを想って行動に移したことが分かって、こっちまで嬉しくなった。
HEくんも、今度はやり方を変えてきた。
「こっち入って」と言葉で伝えながら、ハグをして。
こちらもHKくんのことを想って、考えた時間があったということだ。
FくんやHEくんだけじゃなかった。
後ろにいた仲間全員が、HKくんを見つめて、待っていた。
かなり長い時間だったはずだ。
それでも全員が一人のために待っていた。間違いなく心が動いていた。
卒こままでラストスパートをかけ始めている子どもたち。
そんな子どもたちの心の動きを見ることができて本当に楽しくて充実している毎日を送らせてもらっている。
寒くてなかなか過酷な環境だけど笑、癖になるんだよね、こまめ♡
子どもたちも同じなのかなあ。なんて。
今日も素敵な時間をありがとう。
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