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ドラマティック

こんばんは。


子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を


引き出すサポートをする


元小学校教員の ずんずんです🌱。


昨日までボランティアスタッフしてくれていたタパさんが


「二点同時押し」というので ??と思ったら


「スクショ」のことでした。


秘技の名前かと思いました。

「Mちゃん(自分)の 手をつかんで!!」


恥ずかしがり屋で


もじもじしちゃうこともあるMちゃんの


大きくて


はっきりして


明確な意図が伝わる


力強い声。


それまで 石垣を登ることができずに


弱音を吐いていた Sくんの顔も変わった。


Sくんも よし!と 気合を入れて手をつかみ


よじ登ることができたのだった。


できた瞬間に


「いえぇぇーーい!!」


と声を張り上げた Mちゃん。

Sくんも Mちゃんを振り返り


命の恩人を じっと見つめる。


それだけで 「あなたに感謝している」


という気持ちが 伝わってくる。


さっきのMちゃんの 力強い声と意図で


はなれた所にいた はなちゃんも 気づいた、と言っていた。


なので 同時多発に 撮影しておりました(笑)。

お互いの写真に


お互いが写っているという(笑)。

石垣を登るときに


くじけて泣いていた時は


同い年のYくんが


お尻を持ち上げてくれたっけ。

朝 Sくんが泣いてるときは


これまた同い年の Hくんが


ぎゅっと 手を握ってくれてたなぁ。

お昼後 ふらっとひとりで行ってしまったSくんを見て


今日のボラスタッフの きょーやくんに


「Eちん、助けに行ってくる!」と宣言。


あたしの横を通りすがるときにも


「行ってくる!」


ときりっとした表情で 言った。

わたしたちは Sくんは自分で戻ってくると信じ


ちょっと見ていようと思ったから


様子を見ていた。


だからすぐに追いかけようともしなかったし


何人かで行くと 相手はもっと行ってしまうあるあるを知っているから(笑)


あえて行かない、というのもあった。


でも Eちゃんの 本気の顔を見たら


止められなかった。

様子を見ていると


追いかけて 何やら大きな声で伝えていたようで


Eちゃんが そこで向きを変え 戻ってきた。


Sくんは きっと来る、と確信していたようだった。


一度も後ろを振り向かなかったのに

(ついてきているか見なかったのに)


「Eちん、Sくん連れてきた。」


と わたしに言うのだった。


そしてそれは 本当に起こり


Sくんは Eちゃんの背中を追いかけて戻ってきた。


振り向くと Eちゃんは言った。


「よーーい どん!」

まるで おとながするかのように。


小さい子を こちらへ来るよう促すように。

その間 他の子たちも


とてもとても 心配して


追いかけたくて うずうずしていた。


でも 「きっと来る」、


それを信じて いっしょに待っていてくれた。

Sくんは きっと


これらの経験を 忘れないだろう。

Sくんは 「できないー」と泣いているHくんに


「ぼくがやってあげるから大丈夫だよ。」


と やさしく言っていた。


朝は Sくんが泣いていたのに。

Iちゃんが 言ってくれた。


「Iちゃんがいるから大丈夫よ。」


書いていて 気づいた。


朝 Iちゃんから言われたことを


同じように Hくんにも 伝えている。


やさしさの 循環。

こんな場面を見ていると


子どもたちから


本当に充実した しあわせなじかんを


与えてもらってる、


と思う。


今日 親御さんと話していて


「ドラマティックだねぇ。」


ということばを 受けた。


おとなにとっては なんちゃないことも


子どもにとっては


毎日が 心揺さぶられることばかりで


一日が 長いねぇと。


なるほどー!


確かに そうだなぁ。


でも あたしも子どもの頃は


そういうのは きっと当たり前で


疲れる、という感覚はなかったなぁ。


あれも これも どれも


吸収していった時代なんだろうなぁ。


おとなも 感情豊かに


ドラマティックに


過ごしたいものですな!(笑)

子どもたちから 教わることは


まだまだ いっぱいありそうです!


 
 
 

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