こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
それまでの涙が嘘のように、走る走る〜!
そして、ジャンプする〜!!
こんな場所までも遊び場にしてしまう〜!!
この広場での活動が始まった途端、広い方へ向かって自然と走り出し、みんなの表情が輝いていったのだった。
一般的な公園や園庭のように整地されて開けた場所はやはり安心するのだろうか?!
雨も降っていないのになぜ広場へ??というと・・・
ここは「一時避難所」だから!
みんなで「避難場所」ポーズをしてみる。笑
今日は避難訓練の日。
屋外なので、地震がきたら木や柱が倒れてくるかもしれないことを強調して伝えた。
1歳から4歳の子たちだ。まだ地震を体感して、知識と行動と結び付いている子は少ないかもしれないが、真剣に話を聞いてくれていることが目から伝わってきた。
聞き慣れない言葉は少し怖い様子。
命を守るための「練習」だと伝えると、少し安心したようにも見えた。
命を守ることが一番大事、でも恐怖を植え付けたくもない。上手に伝えるのは難しいが、繰り返しやっていけば段々と分かってくるだろうと、この子たちの表情を見ていると感じる。
木が倒れてきても、「帽子被ってるから大丈夫じゃない?」という呟きが聞こえた。
確かに、帽子は頭を守るためにかぶっているね。
日頃、虫や太陽から守るために帽子をかぶってね、と伝えている。よく理解しているし、よく聞いてくれていたのだ。
でも、大きな木が倒れてきたらどうだろう・・・
私たちが当たり前に分かることでも、多い子どもたちにとっては疑問だったりする。
どのように伝えたらいいか、こちらも試行錯誤しながら、子どもたちも繰り返し学んでいく必要があるなあと感じた。
一人にならないように、みんなで避難するために、このロープをつかんで移動。
2歳間近ではあるが、1歳台の子が2人もいた中での移動
ザックを背負って立つだけでも精一杯、やはり転んでしまう。
それでも、後ろから「ちょっと待ってー」の声が聞こえると、全員が立ち止まる。
「俺が全部守る!」と言ったDくんが、宣言通りに後輩たちのことを守り切る。
「ここ、つかんで。一人にならないよ。」
そんなDくんから学んだのか、ロープから離れてしまった子がいた時には
「〇〇くーん!」と呼んで待っていたり
「ロープつかんで!」と声をかけたりし合う子どもたちの姿があった。
日頃から確認している約束事の「一人にならない」ということは、
避難に限らず、こまめのどんな場面でも一番大事なことだ。
「一人にならない」「みんなでいようね」を理解した子たちは、
一人になっている子を気にかけてあげている。
「一人にならない」ことは
「命を守る」ことにつながる。
「一人にならない」ことは
大好きな人の元に帰るための大事なお約束。
大事なことは繰り返し伝えていくよ。
一緒に練習していこうね。
今日も素敵な時間をありがとう。
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