助けるよ！

こんばんは。

子どもたちの　「自分でやろうとする意欲・力」を

引き出すサポートをする

元小学校教員の　ずんずんです😊。

今日は　祖母の９８歳の誕生日です。

耳と目と胃腸が　むちゃくちゃ良いです。

祖母の姉は　１０８歳と聞いています。

すごい遺伝子です。

なかまの背中を

やさしく　そして同時に　しっかりとつかみ

朝の会へ　送る。

Sくんが　その場にいられず　走って行ってしまったんだ。

それを　追いかける　なかまたち。

Sくんも　広い場所に出たくて　必死。

強い力で　ふりほどいてくる。

Hくんが　あたしのところへ来た。

「ずんずん　来て！Sくんが　困ってる！」

それを聞いて　びっくりした。

「あの子行っちゃう」「逃げちゃう」

３歳くらいの子どもたちには

そんな表現が　せいぜいだろう。

そう思っていたところで

度肝を抜かされる。

Sくん自身の気持ちになって

伝えてくれたからだ。

子どものこころは　広くて奥深い。

相手の気持ちまで　はかれるんだから。

そして　相手を助けることを

あきらめない。

自分のことじゃなく

人のことで　あきらめないんだ。

すごいことだ。

でも　そんな場面は

一日のうちで

何度も何度も　あらわれる。

今日が　こまめ初めての入隊日。

不安そうでしかたのない　Yちゃんを

こないだ入隊したばかりの　1歳のSちゃんが

呼名されたときに　黙っているYちゃんの手を

そっととり　手をあげるサポートをしてくれたのだった。

Sちゃんが　ひとのために　動いた。

きっと　守りたい、助けたい気持ちがあったんだろう。

帰り道　今度はそのSちゃんが

疲れてしまい

どさっと座り込んだまま　動かない。

草むらに　たたずむ　Sちゃんを見つけたTくんは

走っていき

何やら話しかけながら　ザックを持ちあげようとしていた。

それを見た　Hくん。

「Tくん、どうしたの！？助けるよ！！」

と言いながら　走って向かった。

子どもたちの　助け合いは

とてつもなく　強力。

とくに今日　Hくんの目が

ちがかった。

朝から　まっすぐな瞳で　あたしを見ながら

歩いてきた。

実は　昨日

あたし自身が　Hくんと向き合う時間があった。

Hくんが　なかまを叩いたり押したりすることが多かった昨日、

理由は　もちろん聞いて　共感をした上で

それでも　ひとを傷つけることは　だめなんだ

ということを　

他の子たちと　離して

１対１で　話をした。

みんなが見えないので　どうしても

みんなのところへ　行きたい！

と言う気持ちが　先行していた。

それでも　伝え続けた。

何度でも　何度でも　話をした。

これは　いかなる理由でも

許されることではないと　伝え続けた、

こちらも　覚悟を決めて。

その後　着替えをして弁当を食べた後

寝てしまった　Hくん。

起きたあと　少しぐずっていたので

抱っこをした。

そしたら　「いっぱい　たたいた。」

と　声がした。

「ちょっと　待ってて　って（ずんずんが）言った。」さっきのことを　振り返っている。

「そうだったね、Hはたたくの？たたかないの？」と言うと

「たたかない。大丈夫だよ。」

と穏やかな　声と表情で

伝えてくれた。

それが胸に響いて　思わず泣いてしまった　あたし。

あたしの目をじっと見て

「泣いちゃだめだ。」

と　Hくんが言う。

またそれに　おいおい泣いてしまうあたし。

「ずんずん、泣いちゃだめだ。」

また言ってくれた　Hくん。

その後は　穏やかに　過ごし

帰り道へ。

歩きながら　あたしに　言った。

「みんな　えーんえーんした、Hが　たたいた。」

自分がしたことを　振り返って

言語化している。

こんなことは　初めてだった。

あたしの伝え方は　どうだったんだろう、

考える中で

Hくんは　あたしに向き合ってくれた。

そして　自分に向き合っていた。

なかまを助けることは

毎回　してくれるHくん。

でも　今日の助け方は

自分本位じゃなく

相手のことを想った

助け方だったと　感じる。

あたしも　Hくんの在り方に

助けられた。

子どもたちには　感謝しきれない。

でも　お互いに本音をぶつけ合って

進んでいくと

すっきりすることは　確か。

人生に　もやもやを残してはいけないなと思う。

人は学びながら

進んでいくんだな、

と思った　こまめ日和。